理想の身体はキッチンで作る。

低糖質棒々鶏

棒々鶏(バンバンジー)、冷菜料理として有名な茹でた鶏肉のゴマソース掛け料理です。
四川本来の辛口ソースと、日本風の甘口(だけど低糖質)ソースの2種類のレシピを開発しました。
※麻婆豆腐やエビチリと同じく、棒々鶏も四川発祥の料理なのです。
※2019/05/04:タレのレシピを改良。


◆材料&栄養成分
<材料:茹で>
・鶏胸肉(皮無し):270g
・生姜:1かけ
・糖質0清酒:15cc
・ネギの青い部分:1本

<材料:四川風辛口タレ>
・醤油:30cc
・ラー油:20cc
・芝麻醤:10g
・ごま油:10cc
・味の素:3ふり
・花椒:0.5g
ステビア:4滴

<材料:日本風甘口ダレ>
・芝麻醤:30g
・ラー油:5cc
・ごま油:15cc
・醤油:15cc
・お酢:15cc
ステビア:4滴

<材料:トッピング>
・こねぎ:5g
・ごま:1g

<栄養成分:四川風辛口タレの場合>
熱量:654.669kcal
糖質:5.753g
蛋白質:65.653g
脂質:41.005g
食物繊維:0.235g
PFC:40.11%/56.37%/3.52%

<栄養成分:日本風甘口ダレの場合>
熱量:692.455kcal
糖質:6.885g
蛋白質:67.78g
脂質:43.755g
食物繊維:0.235g
PFC:39.15%/56.87%/3.98%




◆手順
1、ネギと生姜を切ります
生姜は皮付きのままスライスし、ネギを切って青い部分を使います。

2、鶏肉を茹でます
沸騰したお湯に、鶏肉、スライスした生姜、糖質0清酒、ネギの青い部分を入れます。
フタして弱火でコトコト20分~30分煮込みます。
※スープとして利用するため、皮も一緒に入れてダシ取りしています。

3、タレを準備します
小鉢にタレの材料を全て入れ、混ぜ合わせておきます。

4、茹で上がった鶏肉を冷まします
茹で上がったあと、水に漬けて冷ましています。

5、鶏肉をカットor裂きます
包丁で細く切り揃えるか、棒でバンバン叩いて細かくほぐして裂いていきます。
私のやり方は……
胸肉を大きい塊と小さい塊にパカっと割り…
接合部分のスジを切り取り…(硬いので)
ひっくり返して包丁の背で押すようにほぐして…
そのまま繊維に沿って「さける○ーズ」のように裂いていきます。

6、お皿に盛り付けてタレをかけます

写真は辛口ダレ。ピリッと辛くて美味しいです。



◆調理のコツやアレンジ
・気持ちしっかり茹でる
生煮えだとお腹を壊すので、気持ち長めに茹でましょう。
今回の場合、弱火でコトコト15分茹で、火を消して15分フタして放置しています。

・茹でたスープも利用できます
塩、コショウ、味の素などで調味し、具材を入れれば美味しいスープになります。
今回は溶き卵とワカメのスープにしました。

・棒々鶏は四川発祥の料理
日本の棒々鶏はかなり甘口の料理なのですが、これは麻婆豆腐やエビチリと同じように、陳建民さんや陳建一さんが日本人向けにアレンジしたものです。
本来は四川料理であり、生野菜を使わず薬味として少量のネギを使うだけで、花椒を効かせた辛口のソースで仕上げた料理となります。
※四川では野菜を生で食べる文化が無い。

・リファレンス
辛口ソースのレシピは、昭和61年発行の化石じみた四川料理の図鑑に載っていたものを参考にしています。
トレーニング理論や分子栄養学などの科学資料は新しければ新しいほど良いですが、料理などの文化資料は古ければ古いほど価値がありますね。


今回の低糖質中華料理レシピは、冷菜料理として有名な棒々鶏のレシピでございます。

市販の棒々鶏ソースや、Webで溢れているレシピを真似すると糖質量が多くなってしまいますが、本レシピであれば1桁量の糖質で楽しむことができます。
辛口ソースと甘口ソースの2種類を開発しましたので、飽きずに食べることができますね。
是非お試しください!(^ω^)



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