相談事例:14 EAAやBCAAはプロテインの替わりになりますか?
KOMZAP オープンチャット内にて:
「EAAやBCAAはプロテインの替わりになりますか?」(意訳)
私の回答:
EAAやBCAAがプロテインの代替になるかどうかは、目的によって異なると思います。
トレーニング中の筋肉の分解を抑えるためであれば、トレーニング15分前にBCAAの摂取で良いでしょう。
質的栄養失調を治すためにタンパク質不足を解消する目的であれば、やはりプロテインの方が良いです。EAAだけでは足りず、BCAAだけではもっと足りません。ただし、何も飲まないよりはマシです。
私の場合、筋肉の分解抑制&合成促進を優先したいため、迷った時はBCAAをマシマシにします。
グルタミンとタウリンの粉を入れて免疫力向上もプラスします。
つまり…
プロテイン:「タンパク質を補給する食事」
BCAA:「筋肉の分解を抑えるため必要最小限のアミノ酸を急速注入」
というニュアンスです。
ちなみに、なぜEAAよりBCAAを優先するのかというと、マイプロのEAAよりもScivationのBCAAの方が好きだからです!
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解説:
目的と状況にもよるので、YESであるとも言えるし、NOであるとも言える。
金銭的理由や味の問題により、EAAを潤沢に使えないケースもあるでしょう。
しかしながら、味や価格の問題が解決されてくれば、EAAを積極的に利用する人も増えると思います。
EAAは非常に優れたものです。ただし「EAAはプロテインの上位互換」「BCAAはもう時代遅れ」という表現は些か言い過ぎである感があります。
例えば、プロテインすら消化に困る栄養失調患者に対しての投与という点ではEAAは理に適っています。
しかし、EAAはお腹に溜まらないので、間食用途、あるいは非必須アミノ酸も含めた総合的なタンパク質補給という意味ではプロテインが適しているでしょう。
そしてBCAAは最良のコスパと美味なるフレーバーでごくごく飲める!浸透圧性下痢の心配も無し!
目的と状況によって、3種をうまく使い分ければ良いと思います。(私はそうしてます)